No.1139
2012/06/16 (Sat) 07:00:00
■外観比較:D700 vs D800
???左(D700) / 右(D800)
■高解像度・高画質、広い撮像感度域、高速画像処理。
???【新開発ニコンFX フォーマットCMOS センサー】
???有効画素数は世界最高※の36.3 メガピクセル。新開発のニコンFXフォーマットCMOS センサー(35.9×24.0 mm)がNIKKORレンズのシャープな描写力とあいまって、中判デジタル一眼レフカメラや中判デジタルバックに匹敵するほどの解像感をもたらし、200 dpiでA1 サイズ(594 × 841mm)までの引き伸ばしや、トリミングすることを前提とした撮影もできます。また、14 ビットA/D 変換と高いS/N 比により、ノイズが少なく、豊かな階調表現を実現。さらに動画についても、36.3 メガピクセルがもたらす豊富な情報量を最適に処理し、解像感と鮮鋭感の高いフルHD 映像を実現しています。
※2012 年2月7日現在。35mmフィルムサイズに準じた撮像素子搭載のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラにおいて。
???【撮影のフィールドを拡大する幅広い設定が可能なISO 感度】
???D800 の撮像感度はISO 100 〜6400(ISO 50 〜25600 相当までの拡張も可能)。優れたノイズ低減処理により、髪の毛や草などのコントラストが低い被写体でも、細かなディテールを保持したままノイズを抑えます。日中はもちろん、夜明け前や日没後の光の少ない状況下でも、静止画、動画を問わず、様々なフィールドでの撮影ができます。
???【集光効率を徹底的に改善、解像力と高感度の両立】
???高い解像力と広いISO 感度域の両立という困難な命題を達成するため、ニコンは、光学ローパスフィルター、オンチップギャップレスマイクロレンズから撮像素子の内部構造まで、光が透過するあらゆる要素を徹底的に検討。その結果、レンズからの入射光をかつてないほど均一、かつ効率的に撮像素子のフォトダイオードへ届ける独自の方法を確立しました。この限界まで高めた集光効率が、NIKKORレンズの高い光学性能とあいまって、様々な光の状況下で、ノイズが少なく透明感の高い画像を実現します。
???【高い解像感とモアレや偽色の低減性能を高次元でバランスさせた光学ローパスフィルター】
???一般的にデジタルカメラは、微細なパターンの被写体で発生しやすいモアレや偽色を軽減する、光学ローパスフィルターを撮像素子に組み合わせています。しかし、光学ローパスフィルターは、モアレや偽色を抑制する働きをする一方、解像感を低下させるという特性も持っています。D800 では、この2 つの特性の最適なバランスを見極め、モアレと偽色を効果的に抑えながら、36.3メガピクセルの解像感を引き出します。また、多層構造の光学ローパスフィルターには各レイヤーに反射防止コートを施し、高い透過率を実現。効率的にフォトダイオードに光を取り込み、よりシャープで透明感の高い画像を提供します。
???【優れた高速処理能力を実現する画像処理エンジンEXPEED 3】
???有効画素数36.3 メガピクセルのデータを高速で処理するため、画像処理エンジンには、デジタル一眼レフカメラに最適化したEXPEED 3 を採用。画質重視で設計したEXPEED 3 は、特に色再現性、階調処理、高感度画質に優れており、色回りを抑え、人物の肌色をより忠実に再現します。しかも、画像処理からカードへの記録、画像再生、転送にいたるまでの膨大な量のデータ処理を高速で実行。これにより高感度ノイズ低減やアクティブD- ライティング使用時でも、通常の連続撮影と同じ速さで撮影できます。さらに、1920 × 1080/30p のフルHD 動画にも対応。動画においても、ノイズの少ない豊かな階調表現が可能です。
???【豊かな階調表現に貢献する14 bit A/D 変換と16bit 画像処理】
???D800 は、撮像素子内での14 ビットA/D 変換によって得られたデジタル信号を画像処理エンジンで16 ビット処理することで、豊かな階調表現を実現。再現の難しいハイライト部分のグラデーションも滑らかに描写します。
???【周辺まで色にじみのないシャープな解像をサポートする倍率色収差軽減】
???ニコンの倍率色収差軽減は、単に収差が出ている部分の色を消す他の方式とは異なり、各色の結像率の相違そのものを補正。このため、どのNIKKOR レンズを使っても画像のすみずみまで高い画質を保ちながら、画面全域にわたって結像の乱れを効果的に軽減できます。
■91K ピクセルRGB センサーを得て、さらに進化したアドバンストシーン認識システム。
???【91K ピクセルRGB センサーでより高精度な自動制御を実現するアドバンストシーン認識システム】
???D800は、D4 同様アドバンストシーン認識システムを採用しています。システムの要は91Kピクセル(約91,000ピクセル)RGBセンサー。
???約91,000ピクセルの画素を駆使して撮影シーンを精査し、かつてないレベルの詳細なデータを基に、撮影シーンの色や輝度を厳密に分析し認識します。このシステムはまた、「光学ファインダー撮影時の顔認識」※を実現。厳密に分析し、正確に認識したデータを応用することで、より高精度なオートフォーカス、自動露出、i-TTL 調光、アクティブD-ライティング、オートホワイトバランスなどを実現します。
※ファインダー内の表示で顔認識の制御を確認することはできません。
???【被写体追尾性能、顔へのピント精度が向上した位相差AF】
???被写体の色や明るさの情報を使ってピントを合わせる「3D-トラッキング」と「オートエリアAF」。この2 つのAF エリアモードは、91KピクセルRGBセンサーの高い解像度により得られる、より正確な情報や被写体認識の向上によって飛躍的に進化しています。「3D -トラッキング」は、91KピクセルRGBセンサーの高い解像度とそれに最適化したアルゴリズムにより、かつてない被写体追尾性能を発揮。より
???詳細なパターンを認識し、高い精度で安定して被写体を追尾します。「オートエリアA F」は、従来の肌の色を認識する被写体判別とは
???異なり、顔を認識し、高精度に人物の顔へピントを合わせます。スナップ撮影に非常に有効です。
???【人物の顔領域の輝度を考慮して最適な露出を実現する3D-RGB マルチパターン測光?】
???アドバンストシーン認識システムの採用で、3D-RGBマルチパターン測光?へとさらなる進化を遂げた、ニコンが誇る高精度な測光シス
???テム。91KピクセルRGBセンサーによる「光学ファインダー撮影時の顔認識」や「ハイライト解析」などの詳細なシーン分析情報を利用
???することで、精度が一段と向上しています。特に、「光学ファインダー撮影時の顔認識」では、画面内に人物の顔を認識すると、カメラがこれを主要な被写体と判断し、顔領域の大きさや明るさを考慮して、背景と人物のバランスがとれた露出制御を実現します。顔が暗くかげりがちな逆光時や、部分的に白とびしがちな順光時でも、人物の表情を自然な明るさで捉えます。
???【明暗のより自然なバランスを実現するi-TTL-BL 調光とアクティブD ライティング】
???プロフェッショナルフォトグラファーの間でも定評のある、高精度なニコンのフラッシュ調光。91KピクセルR G B センサーによる顔認識とハイライト解析によって、内蔵フラッシュや別売のニコンスピードライトを装着した撮影でも、顔の輝度も考慮して撮影シーンに合わせた発光量制御を行い、より精度の高いi-TTL-BL 調光を行います。また、白とび黒つぶれの両方を抑えるアクティブD-ライティングにおいても、顔の明るさを考慮した露出制御を行うことで、被写体に人物がいる場合にも、より見た目に近い明るさで再現します。
???【オートホワイトバランス用センサーとしても活用】
???D800のオートホワイトバランスは、自然光でも人工光でも的確に光源を判別し、様々な光の状況下で驚異的な正確さを発揮。91KピクセルRGBセンサーと撮像素子を併せて活用するニコン独自のテクノロジーによって、白を忠実に白く再現します。また、電球色の光源下で撮影した際に暖かみのある画像に仕上げる制御[AUTO2:電球色を残す]も選択できます。
■低輝度に強く広範囲をカバーするオートフォーカス。
???【低輝度環境下での合焦能力を高めた51 点AF システム】
???有効画素数36.3メガピクセルの高解像度を活かすために、アドバンストマルチCAM-3500FX オートフォーカスセンサーモジュールによる51 点AF システムを採用し、厳格なAFを実現。感度向上と51点すべてのフォーカスポイントでの低ノイズ化を実現し、−2 EV(ISO 100・20℃)という月明かり程度の低輝度環境下でもAFが可能です。また中央部15点には、すべてのAF NIKKORレンズで有効な、f/5.6 対応の被写体捕捉性能の高いクロスタイプセンサーを採用しています。さらに、11 点(中央部5 点+中段左右各3 点)のフォーカスポイントはf/8に対応※。1.4×および1.7×テレコンバーター使用時においても、ストレスのないAFを実現しており、超望遠のNIKKORレンズと2×テレコンバーターの組み合わせで合成F 値が8になる場合でも、確実なAFが可能です。
※中央の1 点はクロスセンサーとして、他の10 点はラインセンサーとして機能します。
???【多彩な被写体に対応するAF エリアモード】
???D800は被写体に合わせて選べる4 つのAF エリアモードを搭載。「シングルポイントAF」は、ピンポイントで被写体にピントを合わせる
???時に有効。[9 点]、[21 点]、[51 点]からエリアを選べる「ダイナミックAF」は、選択したフォーカスポイントとその周囲のポイントを使って、動く被写体に的確にピントを合わせます。「3D-トラッキング」と「オートエリアAF」は91KピクセルRGBセンサーによるアドバンストシーン認識システムと連動。「3D-トラッキング」では、被写体をより詳細に認識して高精度に追尾し、動く被写体を自由な構図で撮影できます。また「オートエリアAF」は、「ファインダー撮影時の顔認識」により、特に人物撮影で高いピント精度を発揮します。
■プロユースの要求にも応える本格的動画機能。
???【有効画素数36.3 メガピクセルを活かした新しいフルHD クオリティ】
???D800 のD ムービーは、36.3 メガピクセルという高画素による豊かな情報を最適に処理し、解像感・鮮鋭感の高い映像を提供します。
???また、EXPEED 3 により、ブロックノイズを防いで青空の階調も滑らかに表現し、高感度ノイズ低減で暗い場所の動画撮影でも効率的に
???ノイズを抑えます。さらに、撮像素子の動画読み出しレートの高速化で、パン撮影や、列車のような水平に速く動く被写体を撮影する際に発生するローリングシャッターによるひずみも大きく改善しています。1920 × 1080、30p のフルHD に対応しており、動きを滑らかに表現したい場合などには60p(1280 × 720)も選べます。映像圧縮にはH.264/MPEG-4 AVC 方式を採用。最長で29 分59 秒※
???の動画撮影が可能です。
※動画の最長記録時間は、画像サイズ、フレームレート、動画の画質の設定によって異なります。また、微速度撮影の最長記録時間は20 分です。
???【便利になったフリッカー低減機能】
???蛍光灯や水銀灯などの光源下でのライブビュー表示や動画撮影時に、画面にちらつきや横筋が生じるフリッカー現象を抑えるために、
???D800 では50 Hz、60 Hz の切り換えに加え「オート」を搭載。カメラが自動で電源周波数を選択し、フリッカーが目立ちにくいライブ
???ビュー/ 動画の露出制御を実現します。
???【2 つの撮像範囲で多彩な表現ができるマルチエリアモードフルHD D ムービー】
???D800 のD ムービーは、「FX ベースの動画フォーマット」と「DX ベースの動画フォーマット」の画角の異なる2 つの撮像範囲※を、映像表現の意図に応じて使い分けながら、フルHD 動画、HD 動画の撮影ができます。「FX ベースの動画フォーマット」は大きな撮像素子を活かして、被写界深度の浅いボケ味重視の表現が可能。「DXベースの動画フォーマット」は映画用35mm フィルムに近いイメージエリアを使用するため、シネマトグラファーにはなじみの深い画角での作品づくりができます。さらに、「DX ベースの動画フォーマット」は、DXレンズに対応し、焦点距離の短いレンズで被写体をより大きく写せます。1 台のカメラで2 つの動画フォーマットを使い分けることで、DXレンズを含むNIKKORレンズラインナップと連携してより自由な映像表現が可能です。
※動画のアスペクト比(横:縦)は、選択した動画のフォーマット(FX ベース/ DX ベース)にかかわらず16:9 となります。なお、FX ベースの動画フォーマットの場合、横幅が静止画用FX フォーマットの約91%となります。
■さらに使いやすくなった静止画/ 動画の機能操作性
???【ライブビューセレクターで選べる静止画/ 動画それぞれに最適化したライブビューモード】
???D800 では、静止画、動画のそれぞれに最適化した表示、制御を行う「静止画ライブビュー」と「動画ライブビュー」を用意しています。「静止画ライブビュー」は、画面の縦横比がファインダーと同じ静止画撮影専用。液晶モニター上の露出プレビューで、撮影画像の露出を確認しながら撮影できます※。最大約23 倍までの拡大表示もできるので、特に静物の撮影などで正確なピント合わせを必要とする時に便利です。「動画ライブビュー」は動画専用の露出制御を行い、映像がより滑らかに変化するように制御します。カメラの設定情報表示は選択したライブビューによって、静止画用・動画用に切り換わります。なお、動画ライブビューおよび動画撮影時にシャッターボタンを押すと、アスペクト比16:9 の静止画も撮影できます(動画撮影中の場合は動画撮影が終了し、そこまでの動画を記録します)。
※設定によっては露出プレビュー表示と実際に撮影される画像が異なる場合があります。
???【動画や動画ライブビュー画像を外部モニターに同時表示できるHDMI 出力対応】
???インターフェースにはHDMI ミニ端子を採用。映像を、ボディー背面の液晶モニターと外部モニターに同時に表示できます。動画ライブ
???ビュー時には、動画の記録サイズと同じ解像度での出力が可能です(最大1920×1080)※。D800 では、動画撮影や動画ライブビュー
???時に背面液晶モニターに表示される設定情報をHDMI 出力先に表示しないことも選択可能。カメラが捉えている映像を大画面のHDMI
???出力機器でリアルタイムに確認するようなケースで、映像全体をくまなく見られて便利です。さらに、動画ライブビューの映像を外部レコーダーに直接記録することで、非圧縮動画を必要とするプロフェッショナルのニーズにも応えます。
※動画撮影時にHDMI出力される動画は、1280×720 以下のサイズとなります。
???【機能充実のサウンドコントロール】
???D800 には外部マイク入力端子を搭載。別売のステレオマイクロホンME-1 を接続すれば、メカニカルノイズを低減したクリアーな音声を
???録音できます。また、ヘッドホン端子も装備しており、ステレオヘッドホンでの音声の確認が可能です。さらに、音声レベルインジケーターにより、動画ライブビュー中に音量を視覚的に確認しながらマイク感度を設定することもできます。マイク感度は、20 段階で細かく設定できます。
???【長時間の変化をスピーディーに再現する微速度撮影】
???微速度撮影では、設定した撮影間隔で自動的に撮影した静止画をつないで動画として記録。通常再生速度の24 倍〜36000 倍の動画を、カメラ内で簡単に生成できます。生成したデータは動画ファイルとしてカメラ内に保存されます。雲の流れや花の開花シーンなどをドラマチックな動画として残せます。
●微速度撮影した動画は16:9の画角となるため、微速度撮影を開始する前に、動画ライブビュー画面で実際に記録される範囲を確認することをおすすめします。
???【動画のスムーズなハンドリングをサポートするカスタム設定】
???動画ライブビュー中、カスタムメニューであらかじめ「パワー絞り」の機能を割りつけておいたボタンを押し続けることで、絞りを開放絞り側あるいは最小絞り側に動かせます※1。これにより、動画ライブビュー中に被写界深度をスムーズに確認できます。また、「インデックスマーキング」を使えば、撮影中の動画の重要なフレームにインデックスマークを付けられるので、カメラでの動画再生・編集時に目的の場所を素早く見つけ出せます。インデックスマークはプログレスバーとともに表示され※2、簡単に確認できます。
※1:露出モードA、Mで動作可能。動画撮影中は、パワー絞りは動作しません。
※2:D800での動画再生・編集時のみ。
■一眼レフカメラの命、視野率100%の光学ファインダー、良好な視野、高い視認性、堅牢性、耐久性。
???【FX フォーマットで視野率約100%、倍率約0.7 倍※を実現した光学ファインダー】
???ガラスペンタプリズム使用のファインダーはFX フォーマットで視野率約100%、倍率約0.7 倍※。シャープなピントを自然な見えで確認できるよう設計したファインダースクリーンとあいまって、FX フォーマットならではの大きく明るいファインダー像を提供します。
※50mm f/1.4 レンズ使用、∞、ー1.0m-1 のとき
???【液晶モニター自動明るさ調整機能付き、広視野角3.2 型液晶モニター】
???ガラスと液晶パネルを一体型構造にすることで内面反射の少ないクリアーな視認性を実現する、大画面3.2 型の高精細液晶モニター
???(約92 万ドット)を採用。D4 同様色再現範囲が大幅に向上しています。液晶モニターの明るさの設定を[オート]にすれば、照度センサーで測定した周囲の明るさに応じて、液晶の輝度とコントラストをカメラが自動調整。周囲が明るくても暗くてもライブビューや撮影画像の確認がしやすく、静止画も動画も快適に撮影できます。また、静止画再生時には最大46 倍※の拡大再生ができ、厳密なピントの確認も容易です。
※FXフォーマット、画像サイズL 時。
■プロフェッショナルの信頼に応える高度な基本性能。
???【軽量で堅牢な構造、防塵・防滴ボディー】
???マグネシウム合金を採用し、D700 と同等の堅牢性を保ちながら約10%の軽量化を実現。また、効果的なシーリングを施すことで高い
???防塵・防滴性も確保しています。
???【高速・高精度メカニカル駆動制御機構】
???D800 では、シャッター、ミラー、絞りをそれぞれ独立して駆動させる、高速・高精度なメカニカル駆動制御機構を開発。最高約6 コマ/ 秒※1※2(DX フォーマット)の高速連続撮影、D4 に匹敵するレリーズタイムラグ約0.042 秒※1を実現しています。その結果、ライブビュー時にはミラーアップしたままシャッターがきれるほか、ステッピングモーターによる絞り駆動で、動画ライブビュー中のパワー絞
???りの駆動音を軽減しています。
※1:CIPAガイドライン準拠。
※2:AFモードがAF-C、撮影モードSまたはM、1/250 秒以上の高速シャッタースピード、電源がEN-EL15で、その他が初期設定のとき。
???【高精度、高耐久性シャッター】
???シャッターユニットは、実装状態で約20 万回にもおよぶレリーズテストをクリアー。プロユースに応える高い耐久性を備えています。また、設定されたシャッタースピードと実際の作動スピードとの誤差を、シャッターモニターが常にチェックし自動的に検出。誤差を最小限に抑え、高精度を維持します。
???【USB 3.0 による高速データ転送】
???スムーズなワークフローを実現するため、D800 はUSB 3.0 に対応。データを高速に転送できます。接続先の機器がUSB 2.0対応の場合は、USB 2.0 の転送速度となります。
???【CF/SD メモリーカードダブルスロット】
???CFカード、SDメモリーカード各1枚を同時にセット可能。CF カードは、より高速なUDMA7 にも対応。SD カードは、UHS-I 規格対応のSDHC・SDXCメモリーカードも使用可能です。両方のスロットを使って[順次記録]、[バックアップ記録]、RAW 画像とJPEG 画像を別々のカードに記録する[RAW+JPEG 分割記録]のいずれかを選べます。カード間で記録画像のコピーも可能。また、動画撮影時には、空き容量が十分なカードが入っているスロットを選択できます。
???【ストレスを感じさせない高速レスポンス】
???電源スイッチをON にしてからシャッターをきれる状態になるまでの起動時間は約0.12 秒※1。レリーズタイムラグは約0.042 秒※1 を達成。デジタル一眼レフカメラの高い機動力と高速レスポンスで撮影者のニーズに俊敏に応えます。また、有効画素数36.3メガピクセルの高画素ながら、撮像範囲がFXフォーマットの場合約4コマ/ 秒、1.2×の場合約5コマ/ 秒の連続撮影が可能※2。さらに、単3 形電池を装てん、あるいはAC アダプターを接続したマルチパワーバッテリーパック MB-D12(別売)を使用すると、約6コマ/ 秒(DXフォーマット)の連続撮影も可能です。
※1:CIPAガイドライン準拠。
※2:AFモードがAF-C、撮影モードがSまたはM、1/250 秒以上の高速シャッタースピード、MB-D12装着時(EN-EL18、単3 形電池使用
???またはACアダプターを接続)で、その他が初期設定のとき。
???【低消費電力設計】
???電源回路の効率化により、Li-ion リチャージャブルバッテリーEN-EL15の1回の充電で約900 コマ※の静止画撮影が可能です。電源
???には付属のLi-ion リチャージャブルバッテリー EN-EL15 のほか、AC アダプター EH-5b(パワーコネクター EP-5B併用)、マルチパワーバッテリーパックMB-D12が使用可能です。
※CIPA 規格準拠。
???【多様なバッテリーに対応するマルチパワーバッテリーパック MB-D12(別売)】
???3 種類の電源(Li-ion リチャージャブルバッテリーEN-EL15、 EN-EL18※1、単3 形電池、AC アダプターEH-5b ※2)が使えます。EN-EL18または単3 形電池を装てん、あるいはAC アダプターを接続したMB-D12 を使用すると、DX フォーマットで約6 コマ/ 秒※3 ※4の高速連続撮影ができます。縦位置撮影に便利なシャッターボタン、AF 作動ボタン、マルチセレクター、メインコマンドダイヤル、サブコマンドダイヤルも装備。D800 同様のシーリングを施したマグネシウム合金ボディーで、高い防塵・防滴性能を発揮します。また、D800 本体にEN-EL15 を装てんした状態で、EN-EL18 を装てんしたMB-D12 を装着したときには、約2300 コマ※5 の撮影が可能。その際には、カメラ側の設定によってバッテリーの使用順序を決めることもできます。
※1: 使用時にはバッテリー室カバー BL-5(別売)が必要です。
※2: 使用時にはパワーコネクター EP-5B(別売)が必要です。
※3: CIPAガイドライン準拠。
※4: AFモードがAF-C、撮影モードがSまたはM、1/250 秒以上の高速シャッタースピードで、その他が初期設定のとき。
※5: CIPA 規格準拠。
■使い勝手を考え抜いたボタンレイアウト。
???【エルゴノミクスの思想を凝縮した使いやすいデザイン】
???D800 の外観デザインには、撮るための道具としての使いやすさを追求したエルゴノミクスの思想を凝縮しています。シャッターボタンの設計にあたっては、角度、形状、操作感と、あらゆる要素を検討。また、人差し指が長時間楽に待機できるよう、電源スイッチとボディー面のつなぎの段差を解消しています。また、動画撮影ボタンは、ホールドを維持したまま瞬時に動画撮影を開始できるようにシャッターボタン脇に配置。ボディー左肩には重要なカメラ設定を集中操作できるよう、ISO、ホワイトバランス、画質モード/ 画像サイズボタンに加え、ブラケティングボタンを追加。カスタム設定により、ブラケティングボタンにHDR や多重露出の機能を割り付けることもできます。
???【向上したAF 設定操作】
???AF モード(シングルAFサーボまたはコンティニュアスAFサーボ)とA Fエリアモード(シングルポイントAF、ダイナミックAF、3D-トラッキング、オートエリアAF)はAF モードボタンとメインコマンドダイヤル/ サブコマンドダイヤルで切り換えられます。ファインダーから目を離さず操作できるので、撮影に集中できます。
???【素早く設定できるピクチャーコントロールのダイレクト設定】
???静止画も動画も、好みの画作りに調整できるピクチャーコントロールシステムを搭載しています。D800 ではボディー背面にピクチャー
???コントロールボタン(プロテクトボタン・ヘルプボタンと兼用)を設置。メニュー画面に切り換えなくても、ダイレクトにピクチャーコントロールの設定ができます。ライブビュー撮影時には、液晶モニター画面上で効果を確認しながらの設定、調整も可能です。ピクチャーコントロールは、「スタンダード」「ニュートラル」「ビビッド」「モノクローム」「ポートレート」「風景」の6 種類の中から選べます。
■撮影者の創造力を拡げる多彩な機能。
???【よりダイナミックレンジの広い画像を生成するHDR(ハイダイナミックレンジ)】
???1 回の撮影で露出が異なる画像を2 コマ撮影して合成することで、よりダイナミックレンジの広い画像を生成します。露出差を 3 EV分まで拡張できるので、明暗差が著しい撮影シーンなどで、シャドー部からハイライト部までノイズが少なく階調豊かな画像が得られます。また、合成の境界はスムージング効果(強め/ 標準/ 弱めから選択)で作画意図に応じて調整できます。風景や静物など、動きの少ない被写体に効果的です。
● HDRでの撮影には三脚のご使用をおすすめします。
???【プロフェッショナルユースにも応えるホワイトバランス設定】
???ホワイトバランスの色温度は10ケルビン単位もしくはミレッド単位で、細かく設定できます。また、スタジオでのライブビューを使ったフラッシュ撮影時に、液晶モニターに表示される静止画ライブビューの色味が実際の撮影画像と同じになるよう、液晶モニターのホワイトバランスを調整可能。撮影画像の色味をより正確に把握して撮影できます。
???【進化した感度自動制御】
???感度自動制御は、設定したISO 感度で適正露出が得られない場合に、カメラが自動的にISO 感度を変更する機能です。D800 では、カメラがISO 感度を上げはじめる低速限界シャッタースピードを、レンズの焦点距離に応じてカメラが自動で設定する[オート]を装備。ズームレンズ使用時に効果的に手ブレを抑えた撮影が可能です。被写体の動きや、撮影者のニーズに応じて、低速限界シャッタースピードの任意の調整も可能。また、感度自動制御のON/OFF はISO ボタンとサブコマンドダイヤルの操作で即座に切り換えられます。
???【多彩に設定できる撮像範囲】
???D800 は、静止画の撮像範囲をFX フォーマット(35.9×24.0 mm)、1.2×(30.0×19.9 mm)、DX フォーマット(23.4× 15.6 mm)、
???5:4(30.0 × 24.0 mm)の4 種類から選択できます。それぞれの撮像範囲はファインダー内で確認可能。DX フォーマットでは 約1.5
???倍の、1.2×では約1.2 倍の焦点距離のレンズの実撮影画角に相当する範囲となり、焦点距離の短いレンズで遠くの被写体をより大きく
???写せます。DX レンズ使用時はDX フォーマットが自動的に選択されます。
???【前後の傾きも確認できる水準器表示】
???ボディー内に搭載した水準器で左右方向の傾きと前後方向の傾きを検知し、液晶モニターやファインダー内に2 方向の傾きを表示可能。ファインダー内の水準器インジケーターは専用の表示部を設けており、他の表示を妨げることなく常時表示できるので、静物や風景、建築物などの撮影に便利です。
???【豊富な画像編集機能】
???D800 には多彩な画像編集メニューを搭載。撮影した静止画や動画を、パソコンを使わずに、カメラ内で編集できます。ヴィネットコントロールやD-ライティングなどを設定できるRAW 現像をはじめ、セレクトカラー、リサイズ、傾き補正、魚眼効果、ミニチュア効果、赤目補正、フィルター効果、画像合成など多彩なメニューが揃っています。また、動画編集機能としては、動画の始点 / 終点を同時に設定できるほか、選択した1フレームを切り出して、JPEG 画像として保存することも可能です。
■D800システムチャート
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この記事は2012/6/16に作成しました。
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